実は私、国連で意見表明をするために移動も含めてスイスへ約1週間渡航していました。
これはスイス・ジュネーブ空港から経由地ドバイ空港での心温まるストーリー。
無い、いくら探しても無い。みるみるうちに彼女の瞳から涙が溢れ出る。
どうしよう、パスポートが無い。
何度も何度もカバンの中をあさる光景だけが無情にも繰り返される。
私と一緒に来ていたミャンマー国籍の彼女がパスポートをおとしてしまったのだ!
引率の方もすぐに航空会社に連絡、異国の地ドバイで起きてしまったトラブル。
当事者である彼女もさながら、私達も彼女と一緒に帰れないのではないかという不安から涙がでてくる。
フライトの時間も刻々と迫る。そんなときだった。はるか頭上から聞こえてきた一言。
「What’s up?(どうしたの?)」
事情を話すとなぜかニッコリ!彼の口から出た言葉は…
「僕達CAは毎日パスポートを失くした人を見ているけど皆必ずフライトに間に合ってちゃんと帰っているさ!
だって僕達エミレーツ航空の職員は探偵のように探し物を見つけるのが得意だからね!だから大丈夫さ!!」
ぎゅっと強いハグをされた時は安心でまたまた泣いてしまいました(笑)
なんて機転の効いた対応なのでしょう。
その後、彼は少し待っててね、というと近くにある売店で私達にお菓子やジュースを買ってきてくれました。
空港の地べたに彼も一緒に座って何をしてきたの?楽しかった?などなど
笑顔になれるような話題を振ってくださいました。
みんなが丁度CA さんとの会話も盛り上がっていたころ、見つかったとの連絡がありました。
その時点でフライトまで20分を切っていました。現在地から搭乗口は凄く遠いところでした。
すると皆がもっていた手荷物をさっとCAさんが取り上げ…
「楽しい旅の終わりを涙で飾るのはだめだからね!見つかって良かった!さあ行こう!!」
本当に感動でした泣。
そのあとみんなで全力ダッシュしたかいもあり離陸8分前に飛行機へ飛び乗ることができました。
あとあと機内にいたCAさんに聞いたところCAの中でもとっても偉い人だったとか…う〜んなるほど。
やっぱりリーダーたって臨機応変で、お客さんを最後までサポートするそのCA魂!
そういう大人になりたいなあと思いました。
そして、困っている人をたすけたりするその優しさは万国共通であることを知りました。
本当にいい人だった泣。一生忘れられない!!
明日もこれを見てくれた誰かの明日に小さな光が灯りますように。
では、また来週〜*˙︶˙*)ノ”
高校1年 R・I