重そうな荷物を両手に持ったおばあちゃん。
きっとラトブでたくさんお買い物をしたのかなぁ。
いわき駅へ繋がる階段をゆっくりと１段ずつあがっています。
その間もたくさんの高校生たちが通り過ぎてゆきます。
足取りはとてもゆっくり、丸く曲がった背中。
声をかけようかどうしようか…
お年寄りを助ける？というか当たり前のことだと思うのだけれど、
なぜか躊躇する私がいました。
「すみません、僕にお手伝いさせてください。」
そっと手を差し伸べるその人は本当にかっこいい。
私も後を追いかけて荷物を持たせて頂きました。
あんな風になりたい、だから頑張ろう！
そんな憧れを与えてくれる人。
有難いことに私はそんな人たちに囲まれて毎日を過ごしています。
高校生になってからというもの、
物凄く流行や容姿に関する話題が友人間で飛び交います(笑)
様々な情報で溢れている毎日ですが、そのほとんどはニセモノのような気がして。
空いたしわくちゃな両手を合わせて
おばあちゃんが「ありがとうぅ～お兄ちゃんお姉ちゃんはやさしぃねぇ～。」
そう言われてとても温かい気持ちになりました。
人の本質、どんな時もホンモノを見抜ける人になりたいと思いました。
ダメなところも受け入れつつちゃんと叱ってくれる人、
ダメなところも含めて愛してくれる人。
本質をしっかり見てくれる人。
そういう本当の優しさと強さをもつ、かっこいいあの人になりたい。
明日もこれを見てくれた誰かの明日に
小さな光が灯りますように｡
では､また来週〜*˙︶˙*)ﾉ”
高校1年 R・I