『自然科学研究教育センター・シンポジウム』に参加して②

内容『地震と火山の脅威 ~その現状と予測~』

・地震
地震は世界中どこでも起こる。日本に大打撃を与えるであろう首都圏直下型地震も必ず起こる。首都圏が麻痺すれば日本中が停止し、国家としての運営すら怪しまれるほどの被害が出るだろう。地震発生直後、倒壊した建物の他にも大規模火災によって61万棟が失われ、死者は1万6000人を超え、避難者は720万人だとも言われている。これを予知する鍵となるかもしれない数ヶ月も続く謎の地震「ゆっくり地震」がGPSによって確認された。様々なデータがここ数年間で日本に集まり始めている。将来にデータをつなげることは将来の技術に役立つ可能性があると私は思う。

・火山
世界の7%をも占める火山を有する日本列島は火山によって被害を受け、そして恵みを受けてきた。被害を最小限にとどめるため、野上健治氏が行った火山から放出される火山ガスの化学成分の割合の変化で噴火を予測する方法は、草津白根山の湯釜噴火の予知に用いられた。日本で有名な火山である富士山は噴火活動を停止しているが、それがもし噴火した場合、火力発電所は火山灰対策のペーパーフィルターも役に立たず、溶岩へと戻った火山灰によってタービンを停止させてしまう。これによって極度に電気に依存した東京は機能停止に陥り、外部からの電力のバックアップラインも火山灰によって絶縁停止してしまう。 極度に電気に依存した状態から抜けられなければ東京をはじめとして、日本全国が司令塔を失い機能は停止してしまう。

・参加した感想
日本は災害大国であり、古くから対策は進められてきた。情報社会となった今こそが、最も打撃の受けやすい国の形だと思う。対策を講じなければ動き始めた地球について行けずに滅ぶ可能性だってある。災害大国である日本はどの道をえらぶのだろうか。

2016年自然科学研究教育センター・シンポジウム
https://www.sci.keio.ac.jp/news/detail.php?eid=00110
2016年度 自然科学研究教育センターシンポジウム ポスター

中学1年 T・S