新入生オリエンテーション合宿1日目

新入生オリエンテーション合宿が行われました!

4月9日(火)~10日(水)、いわき海浜自然の家において、中高合同・新入生オリエンテーション合宿が実施されました。合宿の目的は、①新入生に必要な考え方や習慣を身につけること、②探究学習に必要な基本的スキルの習得の二つです。①についてはどこの学校でも行っているものですが、②については本校独自の考え方に基づいてプログラムが組まれています。

午前は信頼関係の構築や、学ぶことの意義をゲームとワークショップを通じて理解を深めます。個人のパフォーマンスを上げていくためには集団全体のパフォーマンスを上げた方がよいこと、感情を上手にコントロールすること、信頼関係を結ぶコツなどを具体的に学んでいきます。こうすることで、今後の人間関係のトラブルを予防し、また、トラブルが発生した時にも致命的な事態になる前に解決を図る手掛かりを示すことにつながります。また、「学びの意味は自ら与えることが重要」だということも、アクティビティを通じて体験していきます。自分が何をしているのか、何のために活動しているのかが分かった方がより効果や意義が高まるものです。学校生活における諸活動の意義を自ら見出せる学習者になる、その第一歩が今回の合宿というわけです。



午後は体育館で体を動かしながらの学びです。最初は「フェルミ推定」を応用し、短時間で体育館の面積を割り出します。計算結果の良し悪しを競うのではなく、論理的に結論を導けたかどうか、そして分かりやすく他者に伝えられたかがポイントです。
目隠し宝探しでは、チームで合図を決め、効率的に宝を探り当てていきます。目隠しの状態では自由が利かず、不思議な動作をしてしまいます。周囲から見るとその動作が滑稽で思わず笑ってしまいます。



中学生も高校生も、それぞれ男女一部屋ずつで宿泊です。高校生は男子17名が大部屋に宿泊、滅多にない機会なので、それぞれ楽しんでいたようです。中学生は高校生と一緒に活動し、話し合う機会を通じてよい刺激がもらえたようです。