中学3年生、高校1・2年生の68名が原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)主催、『廃炉のいろは共創ワークショップ』に参加しました。講師は立命館大学准教授の開沼博先生です。
原発事故やデブリについて、廃炉に向けた諸課題といった様々な知識に関するレクチャーを受けた後は、生徒がグループに分かれて廃炉についてディスカッションを行い、様々な疑問が挙げられました。作業員の安全は確保されているのか、廃炉の工程はどこまで進んでいるのか、廃炉後はどうなるのか、廃炉に使われる技術はどのようなものか・・・。生徒たちは自分たちのことと捉えて様々な意見をグループ内で交換し、最終的には廃炉に関する意見や調査したことをまとめてプレゼンテーションを行いました。発表後は開沼先生と相談員の皆様からの講評をいただき、生徒たちはさらに思考を深めていきました。皆、発表する姿も真剣でした。
私たちは福島に住んでいながら、福島第一原子力発電所の現状や今後について、関心はあっても知識は豊富にありません。また、普段は原発について話し合う機会もそう頻繁にあるわけではありません。今回のワークショップは福島に住む私たちにとって重要な機会となりました。開沼先生、相談員の皆様、たくさんの学びや気付きを私たちにくださり、本当にありがとうございました。